好奇心がもたらすもの
今日、2歳の息子を動物園に連れて行きました。
色々な動物を見させてあげたいという親心を持ちつつ、園の中に入っていくと...息子は動物がいる方には行きたがらず、プレイグラウンドに行きたがりました。
「せっかく動物園に来たのに!!」という思いを持ちつつも、ベビーカーを押してプレイグラウンドに向かうと、次に彼は、プライグラウンドで自分が乗っているベビーカーを押して遊びたいと言いだしました...。
「せっかくプライグラウンドに来たのだから、身体を動かしてたくさん遊んで欲しい!!」 と思ったのですが、彼の思いを受け止め、しばらくベビーカーを押させてあげました。その間に何度も「動物見にいこうよ」「◯◯も見れるよ」と促しましたが、「見に行かない」「いやだ」の一点張り。とほほ。。。
プレイグラウンドの狭い道でベビーカーを押して歩くのが楽しくて楽しくて仕方がないらしく、同じ道をぐるぐる回りながら、結局、なんの動物も見ずに1時間ぐらいが経ちました。
その後、一応、プレイグラウンドから脱出でき、少し動物を見て回りましたが、結局またベビーカーを押したがり、疲れて休憩する以外ととお昼を食べる以外は、ずっとベビーカーを押してました...。
そんな中、見ていてビックリすることがありました。最初は難しそうにベビーカーを押して歩いていたのですが、そのうち慣れてきて、段差やくねくねスロープ、坂道などもお手のものに!笑
そんな彼の姿を見ながら、子どもの「好奇心の力」って凄いな〜と思いました。
日頃からサッカーのレッスンでも、その子が興味関心を持ったこと、持っていることを出来る限り大切にしていますが、改めてこの機会に、子どもの好奇心に付き合ってあげることのメリットについて考えてみました。
子どもの好奇心が生み出す5つのもの
1.好奇心は「やる気」を生み出す
大人もそうですが、子どもは好奇心を持つと、自然と「やってみたい」と思います。好奇心が何かを始めてみるきっかけになります。時に、大人が思いもしなかったことに興味関心を持ち、その領域においてとても上達したという話を何度も聞いたことがあります。
2.好奇心は「主体性」を生み出す
好奇心があり、何かを自発的に始めると、自然と主体的に取り組むようになります。自分自身で興味関心を抱いていることなので、夢中になれます。反対に強制されたことであれば、興味がないことであれば、心から楽しみ、時間も忘れて没頭することは難しいでしょう。
息子の場合、今は色々なものの「表面」に興味があり、日頃から電車や車のおもちゃで色々なところ(表面)を走らせ、その感触を楽しんでいるみたいです。ベビーカーも色々な道の表面を(時に道なき道を!!)押して歩く感触を楽しんでいたのでしょう!
3.好奇心は「継続」をもたらす
好奇心があり、夢中になれると、自然と継続できます。好きなことって継続できますよね。そして、'継続は力なり'という格言もあるように、何かを地道に続けることで成果が生まれるようにます。
4.好奇心は「チャレンジ精神」を生み出す
好奇心があると、夢中になって取り組み続ける中で、色々なことに自らチャレンジします。息子は今日、最初はベビーカーを押して段差を越えることが出来ずにいたのですが、そのうちウィリーさせることを覚え、困難を克服してました...。笑
5.好奇心は「上達」をもたらす
好奇心があり、自分からチャレンジするようになると、トライアンドエラーを繰り返しながら、上手くなっていきます。もちろん大人の考えるスピードで、また、効率で、上達するわけではありませんが、遠回りしたとしても、継続することで、チャレンジすることで、着実に上達していくでしょう。
このように、子どもの好奇心を大切にすることには、様々なメリットがあると思います。
どんなことでも、好奇心を持つことが出来れば、上達や成果につながると思います。
そして、結局、子どもの好奇心を大切にすることで、子どもが天職を見つけたり、生涯の楽しみ・趣味を見つけたりすることを応援できるんだと思います。
子どもの好奇心に付き合ってあげることは、面倒なようで、また、あまり意味がないようで、実はとても意味があるのかもしれません。
もちろん限界はありますが、その子がその子らしく生きていくために、また、その子が自分の世界を広げ、人生を豊かにするために、その子の興味関心が何なのかに興味関心を持ち、それらを出来る限り応援してあげるのが大切なのでしょう!