運動神経が良い!スポーツが大好き! そんな子どもを育てるために サッカーコーチのブログ

アデレードでサッカーレッスンを行なっているコーチのブログ。

「具体的な言葉」でないと子どもには伝わらない

私は日本で高校生をメインに教えていました。

 

その時はよく「集中してやろう」と声がけしていました。

 

先日の6歳児に対するレッスンの際にも同じ言葉がけをしました。単調な反復練習だったり、ミスを防ぐためのコツを身につけさせたりするときに「集中して」と声をかけたのです。

 

そのような言葉はほとんど無意識に出てくるのですが、言い終わってから「これじゃあんまり伝わらないな」と思わされ、「ボールをよく見て」「足首をしっかり開いて」と言い直しました。

 

「集中する」では、考える能力がまだ未熟な子どもにはきちんと伝わりません。

 

なので、幼児や小学生を指導する時は、分かり易い言葉を使うことが大切です。コーチには何を集中するのか分かっていても、それが言語化されなければ相手には伝わりません。

 

コミュニケーションは受け手がどのように受け取ったかで決まります。

 

先日も家族で食事をしている最中に、私が3歳の息子に「ちゃんと食べなさい」と注意しました。何度かそのように注意してから、妻が「ちゃんとってのは、遊ばないで食べるってことだよ」と息子に伝えていました。

 

そこでも「あ、またやっちゃった」と思わされました。

 

息子には「ちゃんと」じゃ伝わらなかったのです。

 

曖昧な言葉ではなく、具体的な言葉にしないと、子どもには伝わりません。

 

サッカー指導において、具体的な言葉によってしっかりとコーチの言葉がプレーヤーに届けば、その技術は改善します。子育てにおいても、同じですね。でも、コミュニケーションが通じないと、お互いストレスを溜めてしまいますし、良い結果が得られません。

 

注意しないと無意識に大人の言葉を使ってしまうので、注意して子どもに伝わる言葉を使っていかないといけませんね。