サッカー広場開催
月曜日に「サッカー広場」という新しいプログラムを行いました。
日本ではグループレッスンをメインで教えていましたが、オーストラリアでは個人レッスンメインだったので、今回は久しぶりのグループレッスンでした。
グループレッスンのメリットは、何と言っても「楽しさ」です。みんなでボールを蹴ると楽しさが倍増します。反対にデメリットは、「あまり上達しないこと」です。上達していかないと楽しさが制限されるようになるので、理想的には「個人レッスン」と「グループレッスン」の2つを受けるのがベストです。
さて、今回グループレッスンをやってみて、グループレッスンの楽しさ以外のメリット、可能性を感じました。
人は、スポーツを通して様々なことを学び、身につけることができます。人間性や人格、態度などに面においても成長することができます。優れたスポーツ選手は、優れた技術を持っているだけでなく、優れた人間性・人格を持っています。
グループレッスンは、そのようなことを学ぶ、子どもたちの教育の場になりえます。
そもそもグループレッスンの中では、子どもたちにそのようなもの(友だちへの配慮やレッスンを受ける上での良い態度等)が求められるので、グループレッスンと子どもの精神的な面や態度には密接なつながりがあります。
そのグループレッスンで子どもたちが身につけることができることは、次の6つがあると思います。
⑴ 話を聞く態度
→コーチや仲間の話をきちんと聞くことを通して学ぶことができます。
⑵ リスペクト
→仲間や相手、コーチをリスペクトすること、または、ルールを尊重することを学ぶことができます。
⑶ コミュニケーション
→特にチームスポーツではコミュニケーションが大切になります。レッスンでもコーチや友達に対して、きちんとコミュニケーションを取るように教えます。
⑷ チャレンジ精神
→何事でも上達するにはチャレンジ精神が必要です。「チャレンジタイム」を設け、トライしてみることを褒めることで、チャレンジ精神を身につけることができます。
⑸ 挨拶
→どこの社会でも挨拶は大切です。コーチに会った時、また、レッスンが終わった後に、きちんと挨拶することを教えます。
⑹ リーダーシップ
→チームスポーツではキャプテン(リーダー)が存在します。レッスンの中であるレッスン生がキャプテンを務め、特定の役割を与えることで、人々をリードすることを体験してみることができます。
以上のような観点から、今後は「サッカー広場」を、単にサッカーを楽しむということを超えたプログラムにしようと考えています。
サッカー × 教育 ということで「サカイクレッスン」という名前で、定期的に行っていきます。