子育てに活かせるサッカー指導の原則: 適度な緊張感の維持
現在、我が家では息子のトイレトレーニング真っ最中。
月曜日からスタートし、今日で6日が経過しました。
ここまで徐々に成功率が上がってきています。
ただ、最初の頃はわりとよく失敗しました。
その度に私は、結構怒ってしまいました。。。
怒ればもっと成功するようになるかといえば、そうではありません。
しまいには、トレーニング途中で「もうパンツは嫌だ!オムツが良い!」と叫ばれました。。。
サッカー指導の原則の一つに「適度な緊張感の維持」があります。
簡単にいえば、(サッカーに限らず)スポーツのパフォーマンスは、緊張感がなさ過ぎても、あり過ぎても、下がってしまいます。
緊張のレベルが高過ぎると、力みや焦り、注意散漫などの状態に陥ってしまいます。反対に、低過ぎると、集中できずにミスを繰り返します。
大切なのは、適度な緊張感に選手を導くことです。
ここで詳しくは触れませんが、そのために色々な方法・手段を取ることができます。
息子のトイレトレーニング中に私が失敗したのは、まず息子に緊張感を与え過ぎたことです。
息子がお漏らしすることが怖い私は、2分に1回ぐらい「トイレ大丈夫?」と聞いていました。
そして、失敗した息子に向かって、怒ってしまったのです。
結果、息子は緊張感を感じすぎ、嫌になってトレーニングを放棄しようとしました。。。
スポーツの指導でも同じようなことがわりとよく起こるでしょう。
特に日本では、「恐れ」によって選手をコントロールしようとする指導者が多くいるように見受けられました。
選手に厳しく接し、「恐れ」を与えることで、良いプレーを引き出そうとするのです。
しかし、指導者の思惑とは異なり、選手が指導者を恐れれば恐れるほど、最高のパフォーマンスを発揮することは難しくなります。
子育てにおいても、例えば子どもが試験を受ける時に、親は子どもにあまりプレッシャーを与えすぎてはいけないでしょう。もちろん、子どもが怠けてるようであれば、緊張感を与える必要がありますが、恐れさせることによって、子どもをコントロールしようとしてはいけません。緊張感が高まり過ぎ、逆効果になります。
子どもが自分自身の能力を存分に発揮して生きるために、親にできることは子どもが適度な緊張感を持てるように助けることです。
トイレトレーニングで失敗しても、怒ってはいけません!(自分に言い聞かせます!)