運動神経が良い!スポーツが大好き! そんな子どもを育てるために サッカーコーチのブログ

アデレードでサッカーレッスンを行なっているコーチのブログ。

子育てに活かせるサッカー指導の原則: 一貫性

もうすぐ3歳になる息子は、たまに食事中にテーブルを蹴って遊びます。

 

先日も、ハイチェアに乗った状態から脚を振って、テーブルをドンドンと軽く蹴っていました。

 

思いっきり蹴って大きな音を立てていたわけではありませんし、お客さんが来ていたわけではありませんが、やめるまできちんと注意しました。

 

テーブルを蹴ることを注意するのはテーブルマナーを身につけさせたいことの他に、しつけを一貫させる必要があると考えるからです。

 

サッカー指導の原則に「一貫性」があります。

 

指導者の言ってることは基本的に一貫していなければなりません。

 

例えば、練習の時に言ってることと、試合の時に言ってることは同じでなければならないのです。

 

練習で求めていないことを、試合で求めることはアンフェアです。それは求め過ぎであり、普段出来ていないことを子どもに求めても突然出来るようになるはずがありません。しかし、指導者は目先の結果を求める時に、そのような言動を取ってしまうのです。

指導者は、試合で求めるプレーを、練習でも一貫して求めるべきです。

 

子育てにおいても、外に出た時に、突然普段求めていないことを子どもに求めるのはアンフェアです。普段はほとんど言わないことを、出先で子どもに厳しく言ってしまい、子どもが怒ったり、大泣きしたりした、という経験が私にはあります。。。 

 

親は、外に出た時に子どもに取ってもらいたい言動、態度を取るように家でしつける必要があると思います。

 

もちろん完璧には出来ませんし、完璧にやる必要もないと思いますが、一貫性の欠如によって子どもを傷つけないためにある程度配慮する必要があるでしょう。

 

同じような理由から、我が家では、子どもに家でも敬語を話すように求めています。もちろん敬語だけを話させてるわけではありませんが、基本的にはお母さんにはカジュアルな話し方で、お父さんには敬語で、と使い分けるように促しています。

 

小さい頃からそうしてるので、息子はほとんどストレスを感じずに、ある程度使い分けられるようになっています。

 

もし、普段敬語を話さない彼が、外に出た時に、または、将来大きくなった時に、敬語を話すように求めても、それは海外で育つ子どもにとってはかなりハードルが高いでしょう。だから、今のうちから外での、色々な場面で日本語をある程度きちんと使えるようにトレーニングしてます。

 

やがて子どもは巣立ちます。

 

選手も試合では自分でプレーします。

 

その時のために準備が必要です。

 

そして、その時に求めることを、一貫して普段から求める必要があります。