子どもの頃に肥満だと…
子どもの頃に肥満だと、大人になってからも肥満になりやすくなります。
具体的には、学童期の肥満はその約7,8割が成人肥満に移行すると言われています。
日本では肥満児の数は以前と比べるとかなり増えています。
小児肥満は成人肥満に移行しやすいだけでなく、病気(糖尿病や心筋梗塞)を発症するリスクも高まるそうです。
そのため、子どもの肥満は今、日本で大きな問題となっています。幼児(1-5才)の頃から肥満予防が必要だとも言われる程です。
おそらく肥満大国とも呼ばれるオーストラリアではもっと深刻な問題でしょう。
子どもが肥満になるのを防ぐために、生活習慣(食習慣や運動習慣)がとても大切です。
運動習慣のことで言えば、文科省が出した幼児期運動指針では幼児(3歳から6歳までの子ども)は「毎日、合計60分以上」の外遊び、運動が理想だとされています。
幼児期以降の事に関しては具体的な指針を見たことはありませんが、学校で座ってる時間が多くなる学童にとっては、もっと身体を動かす必要があるかもしれません。
子どもが身体を動かすことは大切なことですが、理想的には、運動が子どもにとって義務や強制されてやる事になるのではなく、自分自身が身体を動かす事が好きになり、自ら積極的に外で遊ぶようになることです。
そのために、親が子どもを外に連れ出して、外で遊ばせてあげたり、一緒に遊んだりすることはとても素晴らしい事でしょう。その他にも、色々なスポーツを体験させてあげたり習わせてあげたりするのも子どもの生涯の健康につながるとても価値のある事だと思います。