運動神経が良い!スポーツが大好き! そんな子どもを育てるために サッカーコーチのブログ

アデレードでサッカーレッスンを行なっているコーチのブログ。

子どもがスポーツで実を結ぶために①(3~8歳)

運動神経を鍛えるのは早ければ早い方が良いですが、一般的に12歳頃までが大切だと言われます12歳までは人生に一度の運動神経を鍛えるビックチャンスです。その運動神経がググッと伸びる黄金のような時期?を「ゴールデンエイジ」と呼びます

 

子どもがスポーツで実を結ぶことができるかどうか(生涯を通してスポーツから喜びや健康を得られるかどうか)は、このゴールデンエイジの期間が鍵になります。

 

ゴールデンエイジは三つの段階に分けられます。

 

⑴ プレ・ゴールデンエイジ(3~8歳※1)

⑵ ゴールデンエイジ(9~12歳)

⑶ ポスト・ゴールデンエイジ (13~14歳)※2

※1 それぞれのゴールデンエイジ の年齢による分類には個人差があります。

※2 ポスト・ゴールデンエイジ の時点で神経系の発達はほぼ止まります。運動神経を鍛えるのに適した時期は3~12歳までです。

 

さて、この三つの段階の中で、最も重要なのはどの段階でしょうか?

 

もちろんどの段階も重要ですが、私は「プレ・ゴールデンエイジ」が最も重要だと考えます。

 

この時期にスポーツや運動の土台が形成されないと、その先の可能性がかなり小さくなってしまうからです。木に例えるならば、根を小さく張れず、大きな木に成長することが難しくなります。

 

プレ・ゴールデンエイジは、子どもがスポーツで実を結ぶための大切なファーストステップであり、根を張る時期です。

 

大きな木に育ち、実を豊かに実らせるためには、しっかりと根を張ることが必要です。

 

3~8歳までの子どもは、中々自分の思い通りに身体を動かすことができません。そのため、保護者の方々は「まだスポーツを習わせるのは早いのでは」と考えてしまうことがあります。しかし、この年代の子どもは神経系の発達が著しく大人とほぼ同じぐらいまで神経系が出来上がるので、難しく見える動きや技術でも練習すればかなり出来るようになるのです。

 

プレ・ゴールデンエイジの段階で様々な遊び、運動、スポーツを経験させてあげることによって、神経回路が多面的につながります。そして、基本的な運動能力やスポーツの基本的動作が身につけられれば、年代が進んだ時の専門性の高い技術習得の速さや広さ、深さが全く異なるものになります。

 

多くの場合、プレ・ゴールデンエイジまでは子どものスポーツライフは親の選択によるものが多いと思います。

 

しかし、プレ・ゴールデンエイジでしっかりと根を張ることができたならば、その先の選択肢はかなり広がり、子ども自身でやりたいスポーツを選択し、さらにスポーツにやり甲斐を見出し、実を結んでいくことが出来るでしょう。

 

重ねて言いますが、そのためには3~8歳までの時期がとても大切です。

 

子どもの将来を広げ、スポーツで実を結ぶためのお手伝いをこれからもしていきます。レッスンでは、3-8才のお子様にこのプレゴールデンエイジに沿ったレッスンを行い、日常生活では経験できないような様々な運動・動作を身につける機会を提供いたします。