運動神経が良い!スポーツが大好き! そんな子どもを育てるために サッカーコーチのブログ

アデレードでサッカーレッスンを行なっているコーチのブログ。

10歳以上の子のレッスンで思うグループレッスンの限界

今日は10才の男の子にサッカーを教えました。

 

レッスン前に学校のサッカークラブでサッカーを習っていたと聞きました。学校のクラブでサッカーがどれくらい上手くなるのかをある程度見れると思ったので、そのような意味でもレッスンを楽しみにしていました。

 

レッスンをしてみての感想は...想像していたような感じでした。

 

基本的に多数で行うサッカーレッスンでは試合感は身につけられますが、具体的・体系的にサッカースキルを伸ばすことはとても難しいので、荒削りなプレーヤーになります。幾つかの自分の好きなテクニックはまあまあ上手で、その他のテクニックはあまり出来ず、試合での駆け引きなどはよく出来ます。

 

彼もそのような感じでした。インステップキックとインサイドキックはあまり出来ないのに、アウトサイドキックがなぜか上手でした!

 

日本ではずっとグループレッスンで教えていたので分かりますが、グループレッスンでは個別に教えることは出来ず、1人当たりの反復回数も少なく、技術向上よりも楽しさのある(盛り上がる)レッスンがより求められる傾向にあるので、中々スキルアップするのは難しいです。

 

オーストラリアに来てから頻繁にマンツーマンレッスンを行うようになり、「スキルアップにはマンツーマンレッスンこそが一番」だと確信しました。

 

今回の40分のレッスンでも、インサイドキックの軸足の位置と向き、蹴り足の振り方や足首の固定、身体の向きや腕の使い方など、簡単なものから徐々に徐々に1つ1つ教えていった結果、結構上達しました。彼は1回のレッスンで200回以上はボールを蹴ったと思います。

 

マンツーマンレッスンは料金は高いですが、確実に上達します。

 

グループレッスンは料金は安いですが、頻度が多くないと(少なくとも1週間に2回以上)上達スピードは緩やかになってしまいます。

 

ビジネスを回していく面では、グループレッスンを多くしたいと思いますが、子どもたちのサッカーライフ、将来のために、出来る限りマンツーマンレッスン主体でやっていきたいです!