運動神経が良い!スポーツが大好き! そんな子どもを育てるために サッカーコーチのブログ

アデレードでサッカーレッスンを行なっているコーチのブログ。

サッカーが上手くなる子供の特徴

サッカーが上手くなる子の特徴は、運動能力よりも人間性にあります。

 

これまで10年弱サッカーを教えてきて分かった事は、特に「誠実さ」「忠実さ」が大切だという事です。

 

この二つは、私自身が息子に最も身につけてほしいと願っているものでもあります。

 

そして、この二つはスポーツの上達のみならず、人生をより良く生きるためにも必要になるものです。

 

誠実さがあれば...

・地道に努力します。

・ごまかしたり、嘘を付いたりせずに、真面目に取り組みます。

だから、誠実な子はよく上達します。

 

忠実さがあれば...

・他者(親、先生、コーチ、上司等)のアドバイスを素直に受け入れます。

・聞くだけでなく実践します。

だから、忠実な子はよく学習します。

 

この二つの性質を身に付けてる子供は、スポーツの世界のみならず、その他の世界においても良い影響があるでしょう。

 

大人になってからも、職場において、よく学び、知識を得、スキルを身に付ける事ができるので、信頼され、評価される社会人となる可能性が高いかもしれません。

 

仮に自分の分野ではない世界に入ったとしても、誠実さと忠実さがあれば、活躍できる可能性があります。

 

サッカーレッスンの際、この二つの性質を備えてる子供に教えるのは、とても幸せです。その子がよく学び、順調に上達する姿を見れるからです。

 

反対にこの二つの性質が欠けている子供に教えるのは、正直なところ悲しい思い、可哀想な思いになります。それは、サッカーが上手くならないという以上に、その先の人生において損をするだろうと考えてしまうからです。

 

もちろん、まだ子どものうちなので、大目に見てもいいかもしれません。ただ、「三つ子の魂百まで」というように、大目に見すぎてもいけないと思います。子供の頃に身に付けた性格は、そんなに簡単に変わるものではないという見方もあります。

 

レッスンで教える子どもたちに「誠実さ」と「忠実さ」の二つの性質が備わるように祈りつつ、これからも指導していきたいと思います。

敗者になっても失われないスポーツマンシップ

先週、シドニーで開催されたサッカーキャンプに参加してきました。

 

Ambassadors Footballという団体主催のキャンプで、毎年アデレードでもキャンプを行なっています。

 

前回アデレードで開催された時と同様に、今回もメインコーチの一人として参加しました。

 

もう一人のメインコーチはオランダ人で、二人でキャンプで行う練習内容などを考えながら一緒に進めることができ、良い経験になりました。

 

キャンプに参加したこの中で、とても印象に残った子供が一人(O君)いました。

 

O君は、キャンプに参加した子供の中で、最もサッカーが上手な子供でした。

 

そして、それだけでなく、最もスポーツマンシップのある子供でした。

 

キャンプではスキルコンペティションを行います。

 

⑴ ドリブル

⑵ シュート

⑶ ドリブルシュート

の三つのスキルを競います。

 

少なくとも一つ、いやもしかしたら全てのコンペティションで彼が勝つかもしれないと最初は思いました。

 

結果は、どのコンペティションでも、彼は惜しくも勝つことが出来ませんでした。

 

しかし、私が驚いたのは、彼が負けた時に見せたスポーツマンシップです。

 

スポーツマンシップにはいくつかの要素に分かれますが、その中でも最も大切な要素の一つは「リスペクト」です。

 

彼は敗者になっても相手に対するリスペクトを失いませんでした。

 

スキルコンペティションで彼ともう一人の子供が勝ち上がり、決勝戦を行ないまいた。彼はもう少しのところで負けてしまいますが、その後に、とても悔しそうにしながらも、相手のところに行き、握手を求めたのです。

 

また、それ以外の場面でも、彼のスポーツマンシップは際立っていました。

 

キャンプの最後に、最もスポーツマンシップのあるベストプレーヤーをコーチたちとヘルパーたちで選出します。

 

すべてのコーチとヘルパーが彼を選びました。

 

 

スポーツは仲間や相手がいないと成り立ちません。仲間と共に相手と楽しく競い合い続けるためには、他者に対するリスペクトが必要です。

 

そのようなリスペクト、O君のような敗者になっても失われないスポーツマンシップを備えた子どもたちを育てるために、より一層子供のメンタル面にもフォーカスを当ててレッスンをしていきたいと思います。

サッカーレッスンのゴールは何か?

サッカーレッスンのゴール(目的、目標)は何か?

 

最近、そんなことを考えさせれるレッスンを行いました。

 

サッカーを練習することのゴールは、子どもや保護者、また、コーチ(選手)によってそれぞれ違うと思います。

 

日本では「プロ選手になる(を育てる)」「全国大会に出場する」というような目標を持ってる人が多くいると思います。

 

特に、指導者のほとんどは、自分自身が競技スポーツをしてきた人たちなので「優れた選手になること」「優秀な成績を残すこと」に価値を置いています。そして、そのためにひたむきに頑張ってきた人たちなので、子どもたちにもそのようなゴールのためにひたむきに努力することを子どもたちに求めます

 

私自身も、コーチになってからしばらくは同じような考えで指導をしていました。「全国大会に出場する」「プロ選手を育てる」という目標を掲げ、日々邁進してました。

 

しかし、ドイツに留学し、色々なスポーツの楽しみ方があることを学ぶとともに、クリスチャンになったことがきっかけで、子どもたちがスポーツをする本当のゴールについて考えさせられるようになりました。

 

今、私の中では、それははっきりしています。

 

それは「生活の豊かさ」です。

 

「プロ選手になるかならないか」または「良い成績を残すか残さないか」よりも、今も、また、将来も、子どもたちがスポーツを楽しみ、スポーツから喜びや健康を得続けることが重要だと思います。

 

最近、小学生の男の子が初めて私のレッスンを受けました。毎回、初回のレッスンでは、運動能力やサッカースキルがどれぐらいあるかを見ますが、彼は学校のサッカーを習っていたそうですが、決して運動神経が良いと言えず、サッカースキルも今後かなり頑張らないといけないレベルにありました。

 

彼の場合「プロ選手になる」ことは難しいでしょうし、サッカークラブに入って活躍し「優れた成績をおさめる」ことも難しいと思います。

 

それでは、サッカーレッスンを行う意味はあるのでしょうか?

 

良い結果を残すためのレッスンであれば、意味はないかもしれません。しかし「生活の豊かさ」という観点から考えれば、とても意味があると思います。

 

普段、室内で過ごすことが中心で外遊びが少ない彼にとっては、外でスポーツをするのは心身のためにとても良いことです。

 

また、彼は現時点で友達と一緒にスポーツを楽しむことが難しい状態にあるので、スポーツスキルを身に着けることは、友達関係にも良い影響をもたらします。

 

そして、生涯を通してスポーツを楽しむことにも繋がります。

 

発育発達上、12才までに運動能力やスポーツスキルを磨くことがとても重要です。そういう意味では、まだ彼にも今後レッスンを積み重ね、運動能力やサッカースキルを身につけ、生涯を通してスポーツを楽しめるようになる可能性があるのです。

 

側から見れば、そうは見えないかもしれませんが、「生活の豊かさ」または「生涯の財産を築くこと」につながるレッスンを行なうことができていると思います。

 

サッカーレッスンのゴールを見失わずに、彼が今もこれからもスポーツを楽しむ姿を思い描きながら「生活の豊かさ」につながるレッスンを今後も続けていきます。

日本サッカー界の至宝を育てた子育て術⑵ コーチ任せにしない

優れた運動神経やスポーツスキルを得るためには「プレ・ゴールデンエイジ」と呼ばれる、3歳から8歳ぐらいまでの期間の運動・スポーツ経験がとても重要になります。

 

この神経系が著しく発達する時期の過ごし方によって、その後、運動やスポーツがどれぐらい上達するか、そのピークレベルが決まると思います。

 

久保建英選手の場合、まさしくこの「プレ・ゴールデンエイジ」における運動・サッカー経験の量と質が突出しています

 

そしてそれは、サッカーレッスンやクラブのおかげではなく、彼のお父さんのおかげです。

 

日本サッカー界の至宝を育てた子育て術⑵

コーチ任せにしない です。

 

久保建英選手の父、久保建史(たけふみ)さんは著書『おれ、バルサに入る!』の中で、久保選手をどのように育てたのかを明かしています。

 

建史さんは、久保選手が小さい頃からたくさん外で遊んであげたそうです。

 

ほぼ毎日(1年のうち350日以上も!)、自宅近くの公園で一緒にボールを蹴ってあげてたとか。サラリーマンとしての仕事があり、忙しい日々を過ごしてる中でも、朝だけは早起きして、息子とサッカーをしていたそうです。

 

建史さんは子育てを始めた頃に「自分が親として何をしてやれるかを考え、サッカーなら親子一緒に楽しめるかもしれない」と考えたことがきっかけで、子どもとサッカーをするようになったそうです。自身が高校、大学とサッカーをプレーし、指導経験もあったそうで、サッカーを通してより我が子に貢献し、親子で良い時間を過ごせると思ったのでしょう。

 

プレ・ゴールデンエイジの時期に、つまり、子どもの幼少期に、ほぼ毎日スポーツを一緒にやってあげられるのは、間違いなくでしょう。コーチではかなり頑張っても200日(週4日)ぐらいではないでしょうか。

 

久保選手は才能があったからプロ選手になれたのではなく、運動神経を磨く大切な時期にお父さんがほぼ毎日一緒にボールで遊んであげたから、プロ選手になる可能性を持つことができたのです。そして、その後本人の努力、また、両親だけでなく彼に関わったコーチたちの助けなどがあってプロ選手になれました。

 

野球のイチロー選手も、少年時代にお父さんが熱心にイチロー選手の野球の練習に付き合ってあげていましたイチロー選手が小学校時代に加入していたスポーツ少年団は週1回しか練習がなかったため、それ以外の日はお父さんがイチロー選手と一緒に練習をしてあげてたそうです。

 

久保選手とイチロー選手の例を見ても、特に幼少期はコーチの存在よりも、の存在が大きいことが分かります。親が積極的に子どもと一緒に外遊びをしてあげたり、熱心にスポーツの練習に付き合ってあげたりすることは、子どもの将来を広げることに繋がります

 

もちろん、スポーツ経験がなかったり、忙しくしている保護者の方々には、久保選手やイチロー選手のお父さんのように子どもに付き合うのは到底無理だと感じられるでしょう。

 

必ずしも一緒にスポーツができなかったとしても、工夫次第で色々な刺激を子どもが得るようにすることもできると思います。

 

例えば...

・公園に積極的に連れて行く。

・一緒に散歩、または、ランニングをする。

・色々な公園に連れて行き、色々な遊具で遊ばせる。

・お友達と外で遊ぶ機会を積極的につくってあげる。

・スポーツ用品を買ってあげる。※1

・一緒にスポーツのテレビを観る。

などなど

 

※1 イチロー選手は、3歳の頃にお父さんにおもちゃのバットとボールを買ってあげたそうで、それ以来、イチロー選手は野球が大好きになったそうです。

 

私のレッスンでは、保護者の方も一緒にレッスンに参加し、子どもとスポーツを楽しむことがあります。子どもが親と一緒にスポーツできるのは、子どもにとっては特別楽しい時間になりますし、保護者の方にとっても子どもとスポーツを日常的に楽しむ大切さを体感する時間になることがあります。

 

あるお父さんは、サッカーは全くの初心者でしたが、子どもがサッカーを始めてから、一緒にサッカーを楽しむようになりました。自宅でも、積極的にサッカーを一緒に練習してあげてるみたいです。

 

もちろん、限られた時間しか子どもの外遊びやスポーツの練習に付き合ってあげる事はできませんが、その限られた時間を、より積極的に、また、より熱心に、子どものために過ごすことは、必ず子どもの将来に良い影響があると思います

 

うちの子は本当に上手くなってる?⑴

子どもの背が伸びてるかどうかは、身長を測れば分かります。

 

体重が増えてるかどうかも、体重計に乗れば分かります。

 

学習の成果も、テストを受ければ分かります。

 

しかし、これらのように数値化して理解できるものとは異なり、サッカーが上手くなってるかどうかは客観的に理解するのが難しいと思います。

 

それは、基本的に、育成年代における子どもたちのサッカーの上達度は可視化・数値化されないからです。

 

コーチや保護者の方からすれば、サッカーを習っていれば、子どもは自然と上手くなると考えるかもしれません。

 

しかし、本当にサッカーを練習していれば自動的に上手くなるのでしょうか?

 

私は、上達や学習というものは、それらが期待できる環境にいれば、自然と起こるものではないと考えます。

 

例えば、学校や塾のことを考えてみましょう。同じ環境で学んでる子どもたちの中にも、順調に成績が伸びる子とそうでない子がいます。

 

同じように、サッカーのグループレッスンに通ってる子どもの中にも、順調に上手になってる子と、伸び悩む子がいます。

 

塾に通わせてる場合は、学習が上手くいってるかどうかは、テストのスコアによって客観的に分かります。なので、費用対効果が分かりやすいですね。もし成績が伸びてなければ、次の手を打つ事ができます

 

しかしサッカーの場合、厄介なのは上達してるか如何かがそもそも分かりにくいということです。

 

サッカーのプレー評価は、主観的、感覚的、限定的になものになりがちです。

 

客観的なデータに基づいて評価するわけではないので、どうしてもその人の主観による評価になってしまいます。

 

また、特にサッカー経験がない保護者の方々は「"なんとなく"上手くなってる(上手くなってない気がする)」というような感覚的な評価にとどまってしまいます。

 

そして、学業は総合的ですが、サッカーの評価は限定的になりやすいです。学業においては、科目ごとに評価がなされ、しかも、一つの科目の中でも、よく出来ていることとそうでないことも評価されます。しかし、サッカーの場合、一人一人の選手を総合的に観るのは難しいので、特にコーチや保護者の目にとまるところだけ、例えば、シュートやドリブルは上手くなってる(上手くなってない)という限定的な評価にとどまってしまいます

 

我が子のサッカーの上達度がよく理解できずに起こる悲しいケースは、なんとなくレッスンに通わせ続け、数年経ってから、あまり意味がなかったと分かるケースです。特に、週1回1時間のレッスンでは割とよく起こることがあると思います。

 

上達度が分かりにくいということは、費用対効果も分かりにくいということです。過ぎた時間、かけてお金は残念ながら戻ってきません。

 

もちろん、レッスンの時間を楽しんでいるのであれば、それはそれで価値のあることだと思いますが、上達を伴わなければサッカーの深みに触れ、生涯を通してサッカーを楽しむのが難しくなります

 

 そのような問題を解決するために、私に何ができるのか、現在対策を練っているところです。そのことについては、また次回ご紹介します。

日本サッカー界の至宝を育てた子育て術 ⑴ 家の居心地を良くしない

久保建英(たけふさ)というサッカー選手をご存知でしょうか?

 

彼は若干18才にして、スペインの強豪クラブ・レアル・マドリードに移籍した日本人選手です。彼はティーンエイジャーになる前から注目され、11才の時にこれもスペインの強豪クラブであるFCバルセロナの下部組織に入団しました。

 

彼は、これまでの日本サッカー史上、最も若い頃から世界的に活躍してる選手と言えるでしょう。今後の活躍が楽しみです。

 

そんな日本サッカー界の至宝、久保選手は、偶然凄い選手になったのではありません。たくさんの人々が彼の成長に貢献したでしょうが、その中で最も貢献度の高い存在は彼のご両親だと思います。

 

なぜなら久保選手は、サッカークラブでコーチから何年も指導を受けて頭角を現したのではなく、幼い頃から非凡の才があり、小学校2年生の時にはJリーグの下部組織にセレクションで合格し加入しました。

 

久保選手の父、久保健史(たけふみ)さんは、久保建英選手をどのように育てたのか、その子育てに関する本を出版しています。それは、とてもユニークなもので、参考になるところが多くあります。久保選手のご両親は、決して元プロ選手であったり、有名な指導者であったわけでもありませんが、ご自身たちでよく考え、スポーツと人間性に優れた子どもを育てるために、幼児期の子育てから様々な取り組みを行なっていました。

 

運動能力、スポーツスキルを磨くには、低年齢のうちからの取り組みが非常に重要になります。

 

運動神経の良し悪しは遺伝ではなく環境によって大きく左右されるため、親がどのような環境に子どもを置いたかによって大きく変わってきます。久保選手のご両親が、彼が幼い頃から、良い運動神経を身につけられる環境に彼を置いたことからも、そのことが分かると思います。

 

さて、それでは久保家ではどのような子育てが行われたのでしょうか?

 

今後このブログで、何回かに分けて、久保家の子育てに関して紹介していきたいと思います。今回はその第一回目です。

 

久保家の教育方針⑴ 家の居心地を良くしない

外遊びをたくさんさせるため、家の中で居心地良く過ごせるようにあえてしなかったそうです

 

リビングにはソファもテレビも置かなかったとか。

 

また、家の中で使うおもちゃはほとんど買わなかったそうです。

 

とにかく、家の居心地を良くし過ぎて、外に出るのを控えるような子どもに育てなくなかったのでしょうね。

 

確かに、ソファやテレビ、ゲームなどがあると、親、または、子どもはついついダラダラ過ごしてしまうと思います。

 

多くの保護者の方々は久保家のご両親のように、子どもが家の中でダラダラ過ごすよりも、外で元気よく遊んで欲しいと思うのではないでしょうか。

 

子どもが外遊びをすることは、心身の発達のためにも大切なことです。日本の文科省は、子どもの運動不足を改善すべく「幼児期に毎日合計60分以上、楽しく体を動かす」ことを勧めています

 

これは私の考えですが、久保家のように徹底的に家の中を居心地悪い?ものにする必要なないと思います。家の中での遊びを通しても、子どもは様々なことを学べると思います。

 

ただ、テレビやゲームなど、子供自身が能動的にならず、そのモノ自体が子どもを楽しませてるモノが家の中にあり過ぎるのは良くないと思います。遊ぶ力が身につきませんし、それこそ外遊びをしなくなってしまいます。

 

子どもが、家の中でも出来るだけ頭や体を使ったりして、能動的、積極的に遊ぶことは、将来に繋がる時間を過ごすことになると思います。

 

私が最近、この久保家の教育方針を知ってから取り組んでいることは、子どもと一緒に家にいる時はなるべくソファに座らないことです。一緒に床に座り、出来るだけ私自身も積極的に遊びに参加し、一緒に考え、アイディアを出し合いながら遊ぶように心がけています

 

以前までは、子どもには床で遊ばせ、私はソファで休んだり、ということがよくありました。または、一緒に遊んでても、隙あらば他のことをしたり、心ここに在らずで遊んでたり、というようなときもありました。

 

親子の時間は質が大切ですよね。

 

私の親が一生懸命私と遊んでくれた時間は今でも覚えています。その時間、記憶の積み重ねは、親子の信頼関係を強くすることになるでしょう。

 

子どもの心に残り、信頼関係を深くするクオリティタイムとするため、また、子どもを愛し、子どもに愛される親になるため、子どもと一緒にいる時はできる限り、子どもに心を注いで過ごしたいものです。

 

サッカーボールの大きさと空気圧

今日は息子を公園に連れて行きました。

 

そこで、サッカーをしてる親子や子どもたちがチラホラいましたが、みんな相応しいサイズのサッカーボールを蹴ってはいませんでした。また、ボールの空気圧が低過ぎるため、ボールがきちんと飛んでいませんでした。

 

同じサッカーをするのでも、ボールのサイズと空気圧が適切かどうかで、子どもたちの楽しさ、上達度、怪我のリスクが変わってくるので、お子様がサッカーをする場合は、ボールに関してある程度の知識を持っておくと良いと思います。

 

まずはサイズです。

 

大抵の場合、子どもたち(幼児や小学生)は、大人用の大き過ぎるボールを使っています。

 

大き過ぎるボールを使うと、もちろん上手く蹴れませんし、上達にもつながり難いです。またボールが重いため、つま先蹴りを卒業してない子どもには怪我をする危険性もあります。

 

サッカーボールには必ず、そのボールのサイズが表面に書かれています。

 

3〜5のいずれかで、上にいくほどサイズが大きくなります。

 

日本では一般的に、

幼児は3号球、

小学生は4号球、

中学生以上は5号球

を使います。

 

ただ身体の大きさ、足の長さなどによっても、変わってくるので、上記の基準に合っていなくても、その子にとって一番扱いやすいボールを使うと良いと思います。

 

小学校低学年の子どもでも、3号球の方が使いやすいという場合もあるでしょう。ただ、クラブや学校の試合では、4号球を使用すると思うので、その点は考慮する必要があると思います。

 

次に空気圧です。

 

空気圧の問題は、低過ぎることが多いです。稀に、高過ぎることもあります。

 

空気圧が低過ぎると、ボールが上手く飛びません。なので、蹴っていてもあまり楽しめませんし、上達にも繋がりません。

 

反対に、空気圧が高過ぎると、ボールの弾力がなくなるため、蹴ると痛いです。これは、特につま先蹴りを卒業していない子どもにとって、怪我の危険性が増すため、避ける必要があります。

 

私の感覚ですが、適切な空気圧は、ボールをグッと押した時に少し(1~1.5㎝)凹む程度だと思います。

 

適切なボールのサイズと空気圧によって、子どもはさらにサッカーを楽しみ、上達することができます!子どもにサッカーボールを買い与える際、または、誰かにプレゼントする際の参考にしてください。